インフォームドコンセントとセカンドオピニオン

2015.6.9|4.一言コラム

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インフォームドコンセント

検査や手術などの医療行為には、医師から患者本人や家族などの代理人に対する事前の説明があり、その後に同意や承諾といった最終的な決定が患者側に求められます。
それをインフォームドコンセントと呼びます。
特に手術の場合は、術前に説明を受けた本人や代理人が同意書に署名する事も多いです。

 

薬の処方も同じく、医師や薬剤師は「どの様な理由で何を服用するのか」を説明する必要があります。
医薬品のほぼ全てに、大なり小なりの副作用があります。極めて例の少ない、または軽微な副作用であっても、患者側には知る権利があります。
医薬品は、副作用のリスクと作用のベネフィット(有効性や利点)を比べ、患者側が理解、納得、同意をした上で服用する事が望ましいでしょう。
医薬品は本来の作用以外を目的として処方されるケースがあります。例えば、副作用で出る効果の方を目的に処方されるケースなどの、例外もあります。
それらを含めて、事前に、十分に理解し、納得の上で処方を受けましょう。
散剤を錠剤に変更できるか、余った薬や飲み忘れなどはどうすれば良いのか、そういった事も、医師や薬剤師に相談しましょう。
自己の判断で、医師に相談なく、急に断薬をする事はリスクを伴う行為です。中止したい薬がある場合は、医師に減薬や変更や中止ができないかを十分に相談しましょう。
処方箋は自身が服用するものです。後から「そんな事は聞いてなかった」と後悔しない様に、不安を払拭するためにも、自身の健康を守る意味も含めて、しっかりと説明を受け、医療における自己決定の意味について考えましょう。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師にも意見を求める事です。
医師によって、治療方針が異なる場合があります。手術の方法も変わる事もあります。
処方箋に関しても同じく、医師により治療方針が異なる場合があります。

 

他の医師の意見を聞く事で、より選択肢が増える場合や、他の医師からも同じ意見を聞いて、元の主治医の治療を安心して受けられる事など、患者側にメリットがあると言えます。
医療現場では、患者側が知識を得る事や安心感を得る事が、治療をより良くする上で望ましいと考えます。

 

主治医に、セカンドオピニオンを希望する旨を伝えると、紹介状を書いてもらう事ができます。必要に応じてレントゲンのコピーなど検査結果のデータも受け取る場合があります。
セカンドオピニオンは保険適応外で、全額自費となります。そのため、病院を転々とする場合は費用がかさむというデメリットが想定されます。
また、複数の意見を聞いても特に差が無い症例の場合は、時間と費用と労力が水泡に帰する結果となるだけでなく、その間に病状が悪化を招く懸念もあります。

 

その他にも、正反対の治療方針を聞いたために逆に悩んでしまう事などデメリットも想定されます。

 

デメリットを避けるため、紹介先を選ぶ際には、ある程度の情報収集や慎重さを求められると言えるでしょう。
セカンドオピニオンを受ける前に、インフォームドコンセントを十分に受ける事が望まれます。その上で、他の医師の意見を聞きたい場合にセカンドオピニオンという選択肢があります。

 

前述したインフォームドコンセントも、セカンドオピニオンも、患者が治療方針を理解し、納得し、安心し、同意するという「患者の自己決定の尊重」を元に存在する理念です。
全て医師任せにするよりも、患者自身も病気に対する知識や理解を深め、納得のいく治療を受ける事が望ましいでしょう。

ただ、世の中にはインターネットの情報や一部メディアなど、真偽の定かではない情報が跋扈しています。

そういったものを鵜呑みにして、疑心暗鬼になり医療不信になるよりも、是非とも、あなたが信頼のできる医療機関を探し、医療スタッフにご相談下さい。

 


 

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