カウンセリングとは

2015.6.9|4.一言コラム

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counseling

カウンセリングは、傾聴によるセラピーです。
そしてカウンセラーは傾聴のプロです。

基本的に、カウンセラーはクライエント(ご相談者様)のお悩みを傾聴します。
ただ、お話を聞くのではありません。
お話を聞く中で、心理学の知見を元に、多角的に分析する視点、洞察力、受容、再陳述、反射、明確化、倫理、共感的理解、ラポート、それらを以てして、的確な答を導き出すのがカウンセリングです。

カウンセリングで重要なものにカタルシスがあります。
心理療法におけるカタルシスは、無意識の内に抑圧されている、過去の心の傷や、恐怖体験、なんらかの罪悪感を伴う体験や、その表象を、主体が過去の体験や出来事を思い出し、それを何らかの形で表現するときに、その体験や表象にまとわりついている感情や葛藤がその表現とともに表出される事で、それによって「溜まっていたものが排出」され、フラストレーションや心の緊張が解きほぐされます。
つまり、抑圧された情緒的エネルギーをカウンセリングで解放することです。

クライアントの持つ心情を心理学の知見に照らし合わし、誰かに話を聞いてもらうことや、もしくは何らかのアクションを起こして感情を表出することなどによって、問題を言語化して開放することがカウンセリングに繋がってくるのです。

人に備わっている、自我を守る為の機能として、防衛機制というものがあります。
防衛機制は、自我を守る為の機能ですが、その状態が続くと、様々な支障を来す事があります。
カウンセリングによって、防衛機制で守らざるを得なくなった要因を見つけ出し、克服の為の答を導き出します。

基本的にカウンセラーは医師ではないので、疾患や障害の診断をすることは出来ません。
ただ、クライエントの訴えを元にアセスメント(評価・査定・見立て)をある程度告げる事は出来ます。
これは、医師の診断ではないので、飽くまで目安としてお受け止め下さい。

精神科(メンタルクリニック)の治療が処方箋薬での治療ならば、カウンセリングは心の自然治癒力を引き出す療法です。
人に本来備わった心の自然治癒力を高めます。
自己概念の不一致の修正、方向転換、価値観の整合性、心境の変化、新たな気付き、心の成長、コンフリクトの解消、カタルシスの獲得、認知の歪みの矯正、適応機制の補正など様々なアプローチを用いて心の自然治癒力を高めて回復をもたらします。

その全ての基本となるのがカウンセリングによる傾聴なのです。
そういった事から、カウンセラーは傾聴のプロだと言えるのです。


 

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